睡眠時無呼吸症候群とは?
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome略してSAS)は、眠っている間に呼吸が止まる病気です。
SASは日常生活を影響を及ぼすだけでなく、生活習慣病やうつ病をはじめとするさまざまな疾患を合併します。適切な治療を受けず放置した場合、10年後の死亡率は16%との報告もあります。
医学的には、10秒以上の気流停止(気道の空気の流れが止まった状態)を無呼吸とし、無呼吸が一晩(7時間の睡眠中)に30回以上、若しくは1時間あたり5回以上あれば、睡眠時無呼吸です。
寝ている間の無呼吸に私たちはなかなか気付くことができないために多くの潜在患者がいると推計されています。
こんな症状に要注意
- いびきをかく
- いびきが止まり、大きな呼吸とともに再びいびきをかきはじめる
- 呼吸が止まる
- 呼吸が乱れる、息苦しさを感じる
- むせる
- 何度も目が覚める(お手洗いに起きる)
- 寝汗をかく
- 口が渇いている
- 頭が痛い、ズキズキする
- 熟睡感がない
- すっきり起きられない
- 身体が重いと感じる
- 強い眠気がある
- だるさ、倦怠感がある
- 集中力が続かない
- いつも疲労感がある
詳しくは当院までご相談ください。
睡眠時無呼吸症候群の適切な治療
睡眠時無呼吸症候群の治療については、対処療法によるマウスピース治療と、根本治療による外科処置がございます。症状やご希望に合わせた治療を行ってまいります。
マウスピース療法
専門の歯科医が作成したマウスピースを就寝時に装着することにより、気道の閉塞を防ぐ治療法です。
外科処置
場合によって、顎の位置を整える等の外科処置を行います。喉を広げることができ、気道が確保されるため、いびきや無呼吸を改善することができます。
睡眠時無呼吸症候群の治療に関わる費用と諸注意
- 医科からの紹介状をお持ちいただければ保険治療が可能です。ご相談ください。
- 自由診療の場合は下記の通りです。
- 治療費用:
検査12,000円(税別)
いびき防止装置35,000円(税別)
自費マウスピース15,000円(税別) - 治療回数:1回〜
- 神経を傷つける恐れがありますので、事前にCT撮影を行い、お口の状態を立体的に把握した上で綿密な治療計画を立て、手術を行ってまいります。